消費者金融の特徴やサービスを比較

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日本の三大メガバンクと消費者金融との繋がりを読み解く

メガバンクとは?

『メガバンク』とは、都市銀行の内…特に巨大な経営組織となっている銀行のこと、あるいはそれを中心とした金融グループのことを言います。日本では2006年1月1日から3大メガバンク体勢となっており、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」「みずほフィナンシャルグループ」「三井住友フィナンシャルグループ」がその体勢に組み込まれています。あまりにも規模が大きい銀行ですので、お金の借り入れの有無を別にしても名前だけは聞いたことがある人がほとんどでしょう。

当然ながら、消費者金融はメガバンクとも密接に関係し、大手の金融会社はメガバンクの資本参加を受けるなどの動きもあります。バブル崩壊後に問題が多く発生したと良いう点も共通しており、『サラ金』などの暗いイメージを払しょくしだしたのはこの頃の話しとのことです。
(⇒消費者金融の課題は評判?

メガバンクと消費者金融の関わり

それぞれの消費者金融の関わりとしては、以下のようになっています。

三菱UFJフィナンシャル・グループは大手6社の一つである「アコム」と、「モビット」に繋がりを持っています。かつては「プロミス」とも親密な関係がありました。
(⇒アコムの特徴
(⇒モビットの特徴

みずほフィナンシャルグループは生命保険などの金融会社と密接な関係にあり、消費者金融との繋がりはかなり薄いようです。消費者金融に対して極端な拒絶を見せる人にとっては、みずほは良いイメージがあるかもしれません。

三井住友フィナンシャルグループの一員であるSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスと連携しております。「三井住友銀行カードローン」を発行していたり、信用保証などの業務も行っています。
(⇒プロミスの特徴

以上のようになっており、みずほのみがあまり深く繋がりを持っていないようです。その代り、それ以外の金融会社とはより幅広い繋がりを持っているようです。消費者金融もお金が動く場所ですから、銀行と関係がないという方が不自然かもしれませんね。

メガバンクが形成されるまで

そんな3大メガバンクの歴史ですが、設立の過程を紐解くと、バブル景気が崩壊した1990年代以降にまず焦点が行きます。過剰な融資による不良債権で、日本の銀行は急速に体力を失っていました。更には、総会屋に対する利益供与事件が明らかになるなど、様々な問題が多発し、早急なる問題解決を迫られました。

そのため、1996年。第2次橋本内閣は、その政策の柱に金融制度改革…いわゆる金融ビッグバン、もしくは日本版ビックバンを提唱します。更に、1998年には独占禁止法(不等な事業独占を防ぎ、公正な競争を促進する法)が改正され、持株会社の設立が可能になり、統合のための制度的環境が整備されました。

が、しかし…その一方で、1997年には北海道拓殖銀行と山一證券が、翌年の1998年には日本長期信用銀行と日本債券信用銀行が破綻してしまい、社会からの金融に対する信頼は、著しく低下することになってしまいます。『銀行が潰れる』と言う事は、あまりに衝撃的過ぎる出来事だったのです。

そんな切迫した危機感の中、日本の銀行は統合による規模の経済性、多角化による経済性、コスト削減効果等により見込まれる経営改善効果に期待し、1999年以降には再編へ走り出します。これが、3大メガバンクが生まれる直接的な要因となるのでした。

こうして段階的な合併劇を繰り返し、2006年には、4大銀行(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行)、3大メガバンクとして落ち着いたのでした。これらの銀行は日本経済を動かすような大企業にも貸付を行なっており、消費者単位だけでなく経済そのものをひっくり返すような巨人とも言える存在ですね。

消費者金融大手6社の今と昔を追う!

大手消費者金融の動きを追う

消費者金融にも大手と言うものは存在し、「武富士」「アコム」「プロミス」「三洋信販」「新生フィナンシャル(レイク)」「アイフル」の6社がそれに分類されます。この内、武富士は更生会社に、三洋信販は消滅、新生フィナンシャルは現「レイク」の信用保証を中心に業務を行っているため、金融会社のスタンスを保っているのは実質三社となります。
(⇒消費者金融各社の一覧

大手に分類された基準は、貸金業者のうち消費者金融を主事業とし、平成12年から平成21年の間に、会社単体または親会社が株式上場していた企業で、規模(資産など)が大きいものが大手として分類されています。当時はこの六社が消費者金融大手として位置付けられたのです。

さらなる動きによって残る会社と消えた会社

1997年の2月には、武富士・アコム・プロミス・アイフル・三洋信販の五社が「消費者金融5社連絡会」を結成します。同年五月にはレイク(現新生フィナンシャル)も参加し、「消費者金融連絡会」に改称されます。当時、この六社がいかに消費者金融界で大きな力を持っていたかが良く分かります。

また、この連絡会では消費者金融の無計画な利用を啓発するCMを放送していました。内容は、学者風の出で立ちをした『タパルス(TAPALS)博士』が登場すると言うものです。この博士の名前は、加盟会社の頭文字を本社所在地の東から西に並べたものとなっています。Tが武富士、Aがアコム、Pがプロミス、二つ目のAがアイフル、Lがレイク(旧称)、Sが三洋信販です。

ただ、「レイク」は、1998年に米・GEキャピタル傘下のGEコンシューマー・クレジットが事業を承継することになります。そして、2003年には連絡会を脱退することになりました。しかし、継承後の規模も三洋信販と同程度だったため、そのまま大手六社として数えられることも多かったそうです。
(⇒初心者向けと言われるレイクの特徴

そして、「レイク」を手掛けていたGEコンシューマー・クレジットは、2008年に新生銀行子会社となり、やがて「新生フィナンシャル」に社名変更します。更に、2011年…新生銀行は元レイクを継承し、新規展開を行います(現レイク)。新生フィナンシャルは、その信用保証会社となるのでした(ただし、金融業務も行っている)。
(⇒消費者金融レイクのその後

三洋信販は、2010年にプロミスへ吸収合併されしまい、法人格が消滅してしまいます。武富士も更生会社となる、ロプロが事業を継承しました。連絡会自体は、平成21年4月30日にホームページを閉鎖し、事実上機能しておらず、「大手六社」と言う言葉も、今ではアコム、プロミス、アイフルの、「大手三社」となってしまっています。
(⇒消費者金融大手でもあった武富士の凋落
(⇒三洋信販は何故消えてしまったのか

消費者金融を一覧で紹介!あなたにあった会社はどれ?

消費者金融をカテゴリ毎に分けて解説

消費者金融にも様々な分類があり、例えば『専業大手及び、専業大手の子会社』と言う括りならば「武富士(更生会社化)」「アイフル」「プロミス」「アコム」「三洋信販(消滅)」「ネットワンクラブ(吸収合併)」「idクレジット(消滅)」と言うような一覧が出来ます。
(⇒消費者金融の基本的な事

『銀行系消費者金融』は、銀行が金融業界への参入のために設立した消費者金融であり「モビット」「DCキャッシュワン(吸収合併)」「アットローン(吸収合併)」「あおぞらクレジット」などがここに分類されます。特に、モビットの知名度が一番高いかと思われます。
(⇒情報化社会に適応しているモビット

『資本参加』によるものは、専業会社として設立され、銀行の資本参加により銀行子会社にある消費者金融を言います。「新生フィナンシャル(元レイク)」「シンキ」「アルコ(消滅)」「パン信販(法的整理による倒産)」「TBSキャピタル」「オリックス・クレジット」などが分類されます。特に、オリックス・クレジットがCMなどで知名度を上げています。
(⇒最新を行くオリックス・クレジット

『専業中堅』は、専業大手子会社に属さず、独立資本ですが地域規模で準大手の会社を言います。ただし、経営弱体化によって買収された会社がほとんどです。「エイワ」「さくらパートナー」「クレディア(法的整理)」「しんわ」「ニッシン」「マキコーポレーション(法的整理)」「マルフク」「ダイレクトワン(法的整理)」「ユアーズ」などが分類され、特にエイワの知名度が高いと思われます。
(⇒顧客一人一人と向かい合うエイワ

「外資系」などもあり、「CFJ(新規受付を停止。事実上、事業撤退)」、「ディック(こちらも新規受付を停止)」、「ユニマットレディス(消滅)」、「アエル(貸し付け停止。HPも存在せず、事実上の廃業)」などが分類されいます。どうやら、ほぼ全ての業者が消滅や事実上の撤退、廃業を余儀なくされてしまったようです。
(⇒ディックが撤退してしまうまでの歴史

「クレジットカード系」は、その名の通りクレジットカードを本業にする会社で「セゾンファンデックス」「エー・シー・エスファイナンス(合併)」「アルファオーエムシー(合併)」「アプラスパーソナルローン」などが分類されます。

自分に合った場所をたくさんの業者の中から選ぶ

このように、消費者金融は様々な分類に分けることが出来ます。他にも『独立系』や『国外系』なども存在し、まさしく多種多様の消費者金融が存在するのです。しかしその分競争も激しく、消滅、倒産、合併の道を辿ってしまった会社も、数多く存在しているのです。

あなたが知っている大手も今回の紹介の中で「え?もう○○って存在してないの?」という事があるかもしれません。特定のブランドよりも自分に合った条件で探す方がいいですが、聞き慣れた存在がなくなっていたという事実は複雑かもしれませんね。

諸費社金融の大手とはどこの業者なのか?

消費者金融の大手と言えば?

消費者金融に有名業者は数あれど、『大手』と呼ばれるほどの会社は、いくつあるのでしょうか?それはしっかり決められており、2000年から2009年の間に会社単体または親会社が、株式上場していた企業と考えてみましょう。このうち規模、ここでは貸付や資産の大きい武富士、アコム、プロミス、アイフル、新生フィナンシャル、三洋信販が、大手消費者金融として数えられています。

しかし、残念ながら三洋信販は既に消滅してしまっている金融会社であり、武富士も更生会社として融資などはロプロに継承させてしまっています。また、新生フィナンシャルは元レイクであり、現在のレイクである新生銀行カードローンレイクの信用保証を受け持っています。
(⇒三洋信販の犯した致命的なミス
(⇒武富士が残した隆盛の記録

そのため、消費者金融として機能しているのは、アイフル、プロミス、アコムの実質三社となります(新生フィナンシャルも、一応融資を行っていますが、中心業務は信用保証となります)。どれも、誰もが一度は耳にしたことがある会社名かと思われます。ネットを開けば、様々な場所で広告を見かけるほどです。

この三大消費者金融と言うべきそれぞれの会社の歴史ですが、アコムは昭和53年、プロミスは昭和37年、アイフルは昭和53年に創業されています。プロミスが一番の古株で、アコムとアイフルは同年となっています。また、三井住友フィナンシャルグループの一員であるSMBCコンシューマーファイナンスのプロミスと連携しております子会社、アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループに属し、アイフルは福田吉孝さんが個人営経営した消費者金融が前身でした。

アイフルの歴史

そのため、アイフルの主要株主は、株式会社アドタイムと株式会社丸高で、どちらも福田家資産管理会社となっています。また、現社長である福田吉孝さんも株主として含まれています。このような企業は独立系と分類され、アイフル以外には武富士も独立系として含まれます。他の四手は、銀行系となっています。
(⇒問題が発生しながらも生き残るアイフル

アコムの歴史

また、アコムは元々木下政雄さんが個人経営した丸糸呉服店が前身であり、その後質屋となって消費者金融としての顔を見せ始め、前述した昭和53年にアコムを立ち上げました。三菱UFJフィナンシャル・グループと業務・資本で提携したのは(つまり、関連会社化)、2004年のこととなります。
(⇒初めてでも安心なアコム

プロミスの歴史

プロミスの場合、最初は関西金融株式会社と言うのが企業名でした。しかし、その年の八月(三月に設立されました)には関西商工株式会社に商号変更し、更にその翌年に関西プロミス株式会社となり、その年の四月に「プロミスチェック」による消費者金融を創業したのでした。
(⇒初心者に優しいプロミスの特徴

最後に資本金に注目

ちなみに、それぞれの会社の資本金(実質機能している三社のみ)は、アイフルが1,433億24百万円、プロミスが140,737百万円、アコムが638億3,252万円、となっています。

資本金よりも結果が重要なのは事実ですが、やはり金融業を営むには相応の元手が無いと心もとなさそうなのが良く分かりますね。

消費者金融の評判と借金への考え方を結び付けて考察してみよう

消費者金融に大事なのは評判?

巷に溢れる数様々な消費者金融。その正確の数を把握するのは、非常に困難なことです。今までに色々な金融が設立され、また色々な金融が倒産しているのです。そんな数ある消費者金融の中で、「どれを選ぶのが良いか?」と思うのは、当然のことでしょう。複数の中から比較検討して借り入れ先を選ぶというのは、とても有効な方法です。

そんな至極当然な疑問を解消するには、やはり『評判』と言うものが大事になって来ると思われます。評判が良い消費者金融を選べば、まず間違いない…これもまた、当然誰もが思うことでしょう。実際プロミスやアイフルなど、有名な会社は評判も良く、だったらここにしようと言う人も少なくはない筈です。
(⇒初心者にも優しいプロミス
(⇒不動とも言える地位を持つアイフル

消費者金融の評判において大切な事

しかし『個々の消費者金融』の評判も大切ですが、『消費者金融全体の評判』はどうなのでしょうか?これは、はっきり言ってしまえば「良い」とは言えないものとなるでしょう。どんなに評判の良い消費者金融でも、お金を借りれば借金となるのです。そして、「借金」にプラス的解釈を求めると言うのは、かなり難しいことです。

また、今もそうですが昔は消費者金融と言うよりかはサラ金…つまり『サラリーマン金融』と言う名称の方が今よりも浸透していました。街金とも呼ばれていたそうです。そして、この時代は過激な取り立てや過剰な融資金利が蔓延していた時代でもあり、サラ金地獄と言う言葉が造られてしまう程だったのです。
(⇒激しい取り立ては今でもあるの?

企業全体が消費者金融と言う言葉を全面的に推しだしたのは、これが背景となります。サラ金では企業のイメージが著しく悪いまま、どれだけ改善をしたとしても伝わらない…と言う事ですね。しかし、それでも『闇金』と言う言葉が広まったりと、その消費者金融へのネガティブなイメージ、評判は残念ながら完全には払拭されていません。消費者金融の名誉の為に言うのならば、闇金融業者と消費者金融は全く別の存在という事だけは覚えておいてもらいたいですね。

お金の貸し借りと言うと、かなりナーバスな事情です。このような闇が見え隠れしても、仕方がないかもしれません。今も昔も消費者金融に対する評判は「良い」と言う方には偏り難いのです。これは、消費者金融全体に付き纏う、最大の課題なのかもしれません。

悪いイメージは払拭すれば問題ない

しかし、負のイメージが強い借金ですが、確かに返せなければいつまでも借金です。しかし、返済する力があれば、必ず0になるものです。返せないような融資をする消費者金融は近年稀であり、それに対しての規制は現在より厳しくなっています。

もし、ちゃんとした返済力があれば、お金を借りることはとても頼りになる事情となるでしょう。いざと言うチャンスや、突然の必要性に直面した時、柔軟に対応出来るのです。借金も、負のイメージを取り払って良く見れば、社会的に優位に立つための頼れる味方になる事でしょう。

何度も撤退を余儀なくされたディックの数奇な運命!

消えてしまったディックという消費者金融

『ディック』は1995年6月1日に創業された消費者金融で、アメリカのシティグループ傘下であるCFJ合同会社が展開しているブランドの一つです。東京都品川区東品川に本社がありますが現在は新規受付を停止していて、事実上事業撤退をしてしまっています。

何故ディックは撤退をしてしまう事になったのか?その概要についてご説明いたします。

一度目の撤退

会社設立前の1974年(設立は1975年)にダイエーグループ入りをした消費者金融で、大阪府を中心に本店を置き、店舗網を大阪を中心としていました。しかし、1998年。ダイエーグループ再建の一環として、当社の株式がフォード・モーターの金融子会社、アソシエイツ・ファースト・キャピタル(AFCC)へ売却されてしまいます。

が、その後2000年にAFCCがフォードからシティグループへ売却されたため、当社もシティ傘下となることになりました。更に2002年、電話担保金融業者である株式会社マルフクから、店舗や債権等を譲受することになり、再度活動することが可能となります。

そして2003年1月には、当社を含むシティグループの消費者金融3社が経営統合されることとなり、新たに『CFJ株式会社』が発足されます(存続会社はディックファイナンスでした)。ここで、「ディック」は新会社のブランドの1つとなります。

再起への奮闘も虚しく

2006年の上半期からは当社のサービス充実を目的とし、「ディックが大きくなって生まれ変わります」のキャッチフレーズの元、当社のもう一つのブランドであった『アイク』をディックに統一することにしました。これにより、CMなどは全てアイクからディックに変更されることとなります。

また、その頃からインターネットや携帯電話を使った、近代的サービスの提供に力を入れ始めます。情報化社会の流れも強くなっており、インターネットや携帯電話を通じた新規顧客の獲得に力を入れることは必須となっていたようです。現に今ではインターネットから利用状況を確認できる消費者金融というのは当たり前の存在となっており、全くインターネットに対応していないという方が問題です。

しかし消費者金融事業の環境変化、更にはシティグループの経営状況の悪化を受けてしまい、2007年1月には他の大型金融に先駆けて、有人店舗を大幅に削減することになります。数としては、何と全体の約8割にあたる270店舗(最盛期には500店舗以上が運営されていました)の閉鎖となり、2007年末には無人店舗の削減も行われてしまい、大規模な事業収縮となってしまいました。

そして同年11月28日。全ての新規受付を停止することになります(同日CFJは合同会社に改組されました)。これは事実上の事業撤退となり、この決定の裏には、親会社のシティがサブプライム関連で6兆円を超す莫大な損失を計上してしまい、経営が悪化してしまっていることがありました。現在、新規の融資希望者については、同年9月に業務提携したプロミスへの誘導を行っています。
(⇒顧客の事を考える消費者金融プロミス

なお、2007年11月以降には提携先のCD・ATMが急速に減っており、現在はプロミス・セブン銀行・イオン銀行のATMでの返済、Loppi・Famiポートでの返済受付のみを行っているようです。コンビニとの提携が残っているのが、まだ使えないわけでは無い救いとなっていますね。

CD・ATM提携、ネット専用など最新を行くオリックス・クレジット!

オリックス・クレジットの概要

『オリックス・クレジット』は1979年6月21日に創業された消費者金融です。三井住友銀行の連結子会社で、本社は東京都立川市曙町にあります。クレジットとはありますがクレジットカード会社ではなく、消費者金融業界に属しています。ここを勘違いしている人が多いので、クレジットカードが欲しくてオリックスを申し込み先に加えている人は間違わないようにしましょう。

ネットに特化したその特徴

女優である篠原涼子さんを起用したCMでお馴染みの当社は、オリックスVIPローンカードと言う商品を主力商品としています。50万~800万の契約枠(コース)があり、実質年率は3.5~14.8%となります。コンビニで使うことも可能で、返済方式はリボルビング払いです。金利の低さと限度額の多さも相まって、さながら銀行カードローンと同等に使うことも可能です。

申込方法はwebからとなり、来店は不要です。郵送での契約も可能です。契約の流れとしては

1.webで申込み、必要書類の提出
2.Eメールと電話で審査結果と申込内容を連絡
3.カードの郵送
4.webで契約内容の確認、同意
5.利用開始

郵送の場合は

1、webで申込み
2、電話または郵便、Eメールで審査結果を連絡
3、申込書とカードの郵送
4、申込書と必要書類を返送
5、申込内容の最終確認
6、利用開始

となります。ご自身のニーズに合わせてどちらかを選びましょう。

また、入会することによりオリックスグループのレンタカーサービスなどが優待価格で利用出来るようになります。ビジネス、シティホテル、リゾート系ホテル、ゴルフ場等々…その他様々な施設の入場料が対象となります。系列のサービスを利用するなら尚の事価値が高まるカードローンでしょう。

契約がネットのみと言う事もあり、ネット取引に特化した『カードレスVIP』と言う商品もあります。利点としては、ネットからなので借入れなどがどこでもスピーディに行え、カードの紛失、スキミングのリスクなどがなくなります。契約枠は、同じく50~800万となります。
(⇒ネットを利用した借り入れを使う

最新への意欲も高いオリックス

ちなみに、CD(キャッシュディスペンサー)・ATM提携を積極的に推進している消費者金融であり、その台数は業者内でもトップクラスで、オリックス自身もそれを弊社の特徴として推しているようで、現在15万台に及ぶCD・ATMの利用が可能です。

こうした提携もあって、カードによる借り入れが便利になっていると言っても過言ではありません。オリックス・クレジットが与えた影響は少なからず金融業界を動かしていると言ってもいいですね。

東京スター銀行の主要子会社、TSBキャピタルの複雑な全容解説!

TSBキャピタルとは?

『TSBキャピタル』は、1979年12月1日に創業された株式会社です。本社は東京都新宿区西新宿にあり、主な事業内容は保証事業や融資事業となります。株主は『東京スター銀行』が100%です。ちなみに、キャピタルは「資本」と言う意味となります。銀行の完全な子会社という事ですから、資本という意味ではぴったりですね。

どんなサービスがあるの?

『STAR Revo』と言うカードを発行しており、最高300万円までの融資が可能となっています。ただ、50万を超える場合は収入証明が必要となります。返済方式は残高スライドリボルビング・最少返済額方式となります。返済日は指定できますが、自動引き落としの場合は、毎月27日となります。

返済額は残高に応じて変更され、10万円以下は10000円、10万円超30万円以内は15000円、30万円超40万円以内は20000円、40万円超50万円以内は25000円が、月々の支払額となります。リボ払いの最低支払額としては、数千円から払えるものもあると考えると高いですが、無駄に長引くよりは安定して完済に向かえると思えばさほどデメリットではありません。

「TSB」とは、株主である東京スター銀行の英称である「The Tokyo Star Bank, Limited」の「Tokyo Star Bank」からとなっています。こうした借り入れ先の名前の由来というのは様々であり、TSBキャピタルは比較的シンプルな由来ですが、消費者金融によってはなかなか興味深いものも多いので、暇があれば見てみると面白いでしょう。

TSBキャピタルの出自

この東京スター銀行は東京都港区赤坂に本店を置く第二地方銀行で、2001年6月11日に設立されました。TSBキャピタルは主要子会社であり、『東京シティファイナンス』グループ3社、りそなグループの総合住宅ローンを買収し、統合したものが当社となります。

そのため、元々TSBキャピタルとして創業されたと言うわけではありません。東京スター銀行の設立が当社よりも新しいのは、それが理由となります。非常にややこしいのですが、消費者金融のみならず株式会社などは合併、統合、買収などが多く、生き残る為に様々な会社と繋がったり切り離されたりしています。そうした金融業界の中でもTSBはより特異とも言える立ち位置ですね。

ゆえに他社と他社との相関図はまるで迷路のようになり、このようにややこしい関係が生まれたりしてしまいます。とりあえず、TSBキャピタルは東京スター銀行の主要子会社、と言う事を理解して頂ければ充分かと思います。私たちは借り入れを行う側なので、複雑な背景というのは興味が湧いたときに調べるのでも十分でしょう。

元ほのぼのレイクの消費者金融、新生フィナンシャルの実態に迫る!

元レイクの現状

『新生フィナンシャル』は平成6年10月に創業され、新生フィナンシャルカードローンと言う消費者金融のサービスと、新生銀行カードローンレイクの信用保証業務を担っている新生銀行の子会社です。本社は東京都千代田区鍛冶町にあります。

旧称は『レイク』でしたが、現在は『新生フィナンシャルカードローン』として企業を行っています。ただ、レイクの方も新生銀行のカードローン商品として健在しています。当社はそのレイクの信用保証業務を担っていると言うわけです。
(⇒かつてのレイクについて

新生フィナンシャルは何をするところ?

信用保証とは機関保証と言う、保証料を支払うことにより法人が連帯保証人の役割を果たす制度で、保証会社としての働きのことを言います。何らかの理由で債務者が債務不履行(簡単に言えば、債務の義務を怠ること。ほとんどの場合、正当性がない事を指す)に陥った場合、債務者に代わって債権者に対し一括立替を行い、精算すると言うのが契約内容となります。
(⇒借り入れの返済ができなくなるとこうなる

このように、現在のレイクにとって大変重要な立ち位置に居る当社ですが、前述通り消費者金融としての顔もあります。消費者金融の大手として慣れ親しんだレイクは健在という事ですね。

借入れは『即日振込み』『レイクATM』『提携ATM』『金融機関口座振込み』のいずれかとなり、利息は9~18%です。始めて契約した場合は、翌日から30日間無利息となります。ざっくり言ってしまえば、レイクとほぼサービスや特徴に変わりはありません。無利息期間のバリエーションについては、短い期間で借りて返す人にはうってつけですね。
(⇒無利息期間利用の心得

ちなみに、レイクは「名前なら聞いたことがある」と言う人は多いかと思います。実はこのレイク、現在のレイクではなく実は当社の旧称でのレイクなのです。「ほのぼのレイク」と言うサウンドロゴは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

このほのぼのレイク、平成18年の秋(10月頃)まで当社のブランド名として扱われていたものでしたが、『ほのぼの=和やか』と言うのは消費者金融とのイメージに誤解を与えると言う事からか、その年に取り除かれてしまいました。

その後の動き

その後は、まだブランド名としてほのぼのレイクが残っていた同年4月に、新しく変更されたサウンドロゴ「レ・レ・レイク」のみが残り、当社のイメージとして「新生フィナンシャルカードローン」と名称が変更されるまでは、それが使われいたとのことです。

新生というと文字通り新生銀行のイメージが出てくるので、消費者金融の頃に比べて大幅なイメージ回復ができていると言えましょう。

三井住友銀行の株主「SMFG」と大手消費者金融「プロミス」の関係とは

大手銀行と消費者金融の関係

『三井住友銀行』は、日本の三大メガバンクの一つである「三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)」の子会社、都市銀行です。1996年(平成8年)6月6日に設立され、本店は東京都千代田区丸の内となります。連携会社(株主であるSMFGからしての)には、大手消費者金融である『プロミス』が存在しています。

発足の経緯としては2001年(平成13年)4月1日に住友グループの住友銀行と、三井グループのさくら銀行が合併したものとなります。また、コーポレートカラーは緑色を基調とした若草色となっており、和文ロゴタイプは前身の住友銀行及び、さくら銀行それぞれのデザインに近づけた書体を使用しています。

広告等のキャッチコピーとしては、2007年(平成19年)4月にSMFGが発表した中期経営計画のスローガンである”LEAD the VALUE”を前面的に使用にされています。当行単体では「One’s next」のフレーズ・名称を主として使用しています。

現在はどんな事をしているの?

現況では様々な経営強化を行っている当社ですが、2011年2月…朝日新聞で三井住友銀行は今年から、総合職の全行員約1万3千人に英語力テストとして名高い「TOEIC」で800点以上を目指すよう求め始めたと報道されました。また、現地採用した外国人を本店に配属させ、交流を進めると言う動きもあるそうです。

2004年(平成16年)にSMFGグループとなった「プロミス」は、翌年2005年(平成17年)4月から三井住友銀行カードローンの発売を開始しています。更には2009年(平成21年)。自動車ローンや教育ローン等、当行の個人向け無担保証書貸付融資の信用保証(会社自体が連帯保証人になる制度)受託業務も担当するようになりました。

プロミスは消費者金融の六大消費者金融専業大手であるため、その影響力は株主であるSMFGに大きく直結し、またSMFGも三大メガバンクの一つとあるだけあり、その影響力はやはりプロミスに大きく直結しています。お互いが大手であることから、その関係性は他の金融会社、銀行会社から見ても大きな力を持っていると思えるでしょう。
(⇒銀行が消費者金融と手を組む理由

余談ですが、屏風のような形を思わせる若草色のブランドロゴ(若草色の長方形が三つ、屏風のような形で並んだもの)は、香港のグラフィックデザイナーであるアラン・チャン(陳幼堅)によりデザインされたものとなっています。

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