総量規制はどんな決まりなのか?

総量規制って具体的にはどんな決まりなんですか?

よく聞く総量規制って具体的にはどんな決まりですか?
(⇒消費者金融と総量規制の関係

お金の借り入れをするなら総量規制にも気を配って…などの記述を見かけるのですが、消費者金融にとって総量規制ってそんなに重要な制度なんでしょうか?この決まりを知らないと、一体どんな事で困るようになるんですか?

まだ借り入れに対して無知で申し訳ないですが、これから借り入れを使う身としては気になりますので、教えていただけると助かります。

総量規制というのは破産しないための決まりの一つです

総量規制というのは、昔に消費者金融がサラ金と呼ばれた時代に破産した人が多かった事もきっかけになって作られた、破産しないためのストッパーのような制度です。もちろん今でも自己破産している人が居るように守れば大丈夫というわけではありませんが、これの施行後は破産者が減ったのは確かでしょう。
(⇒自己破産とすると借り入れはどうなるの?

簡単に言うなら、総量規制というのは『年収の三分の一を超えて借り入れをしてはならない』というものですね。これを守らないと消費者金融は違法となりますので、営業停止などの処分もあり得ます。今の消費者金融は昔の評判を払拭するようにルール厳守が求められていますので、真っ当な業者であれば必ず遵守しているでしょう。

ゆえに普通に借りる分だけでなく、カードローンのように使わずに置いておける借入枠に関しても、使用の有無は別として同じです。総量規制に引っかかるようなら審査を受けても無駄ですので、複数の借り入れを作るなら銀行などの総量規制対象外の業者に申し込まないといけません(総量規制ギリギリまで借りている時点で銀行の審査も危なそうですが…)。
(⇒どうしても複数から借りないといけない方へ

「借り入れはたくさん借りられる方が便利じゃないの?」と思うのも最もかもしれませんが、そもそもそうした考えの人がバブルの頃に多く、結果としての破産者続出です。そう考えると総量規制というのは私達にとってのストッパーとして理解し、目安としての利用をしてくほうが建設的ですね。

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