親子でもお金の貸し借りは厳禁!?親子が借金で仲違いしたケースとは
お金が生んだ悲しい結末
お金というのは、人間が生きていく上で必要最低限のもの…それは事実ですが、少し過小な表現です。実際は最低限以上に重要視されており、人によってはお金が全てと断言してしまうくらい、人生においてウェイトを占めるものです。人が生きた上で成功か失敗かという判断も『いかにお金を稼いだか』で判断される事もしばしばあります。
そんなお金を借りるという行為は、非常に多くの責務が伴います。借りたお金を遅れずに返すという当たり前の事を始めとして、消費者金融や銀行から借りたならば、利用規約にもその責任について非常に多くの項目にて説明されています。
ただ、それが消費者金融や銀行から借りたのならいいのですが、個人からお金を借りると予想外の問題は非常に発生しやすくなります。特に親しい間柄なら借りやすいと勘違いされそうですが、実際は親しい仲だからこそ、お金という問題で亀裂をつくるのは危険です。
私の身の回り…それも家族間でもそれが起こった事があります。今回は家族であってもお金で問題は起きるという事を知ってもらうために、私の家庭で起きた事を書いていきます。
お金のせいで家族に亀裂が生じた話
私の兄弟が消費者金融でお金を借りたのがそもそもの始まりでした。兄弟はお金が払えないという事で親に泣きついてきたのですが、もしもここで兄弟と消費者金融の間で解決していれば、あんな事も起こらなかったのだろうと思います。
私はこの兄弟のお金に対するルーズさを知っていたので反対したのですが、私の意見は聞き入れられず、親は結局肩代わりするような形で消費者金融で借りた分を完済し、代わりに兄弟は親に返済していくような格好になりました。
そして私が懸念していた事が現実になりました。事もあろうに、兄弟は自分が肩代わりしてもらったお金だというのに、親に返すお金を渋りだしました。まるで親がお金を要求しているような勘違いをしており、借りているという自覚が全く見えませんでした。
さらに兄弟が自分から連絡をしないようになり、返済も途中のうちに音沙汰無しとなってしまいました。数年前の出来事なのですが、もちろん未だにそのお金は戻っておらず、家族だというのにどこに居るのかも分かりません。有り体に言ってしまえば逃げたのです。
親しい仲で甘さを見せると危険
このように、兄弟には「親なんだから払ってくれて当たり前」という甘えがあり、親も「子供だから助けないといけない」という考えの結果、兄弟の逃亡という形で幕切れしてしまったのです。これこそが個人間での貸し借りの懸念時効であり、明確な借り入れルールがないからこそ起きてしまった亀裂なのです。
身内の恥を晒すのには多少の抵抗がありましたが、今回の事で「例え親子でもお金に関してはきっちりとしたい」と思っていただければ幸いです。お金が人生の全てとまでは言えませんが、人との和を壊す事は出来ると覚えておいて下さい。