消費者金融の無利息ローンは誰にメリットが?良く考えて利用しよう!
魅力的な無利息の裏を考える
よく目にする「無利息」をウリにした消費者金融サービスがあります。無利息でお金を借りられるのですから、とても魅力のありますね。しかし、単純に無利息だからといって喜ぶのは危険です。
(⇒無利息期間が魅力の消費者金融はレイク!)
無利息を掲げる意味
そもそも消費者金融は、貸したお金に金利に応じた利息を加算し、返済金額に上乗せして利益を得ます。消費者金融も当然利益をあげなければならないことを考えれば、お金を貸して利益を得る消費者金融が、無利息で成り立つわけはないと考えるのが自然です。タダより怖いものは…とは言ったものですね。
つまり無利息を全面に出していることから、嘘はないとしても、必ず条件があるはずです。その条件とは、一定期間における借入金を対象にして利息をつけないというものです。一定期間を過ぎたところから利息が付くということになります。一見すると当たり前ですが、よくよく考えてみて下さい。
無利息に隠された消費者金融のメリット
無利息は利益が付かないため消費者金融側にメリットは無いように見えますが、最初の一定期間をまずは無利息とすることで誰でも借りやすくしたり、利用者のリピートを増やす意図があります。ある意味の投資をすることによる宣伝効果のようなものを得るわけですね。
いまある無利息サービスで借入れ可能な期間は、だいたい7日から30日間前後が多いようです。 また、無利息の適用は、初回の利用に限っている消費者金融がほとんどです。なかには返済期限を守る信頼のおける利用者であれば、一定期間無利息で借入れができるというサービスもあるようです。消費者金融側も固定の利用者を抑えておくことが重要と見ているわけです。相互に信頼があるなら、消費者金融にとっても利用者にとってもメリットが増えるという事になります。
(⇒消費者金融は何故信頼を重んじる?)
また、無利息サービスを行う消費者金融を利用して、長期にわたって無利息でお金を借りようということ思いつくかもしれませんが、オススメできません。例えば最初に無利息期間10日のA社から10万円を借り、10日間経過する前に2社目のB社(無利息期間15日)から20万円を借り入れてA社に10万円を返済すれば、10万円を23日間無利息で借りることが可能であるというものです。パッと見では有効な方法に思えます。
そこまで虫のいい話はない
このように借りると、例え10万円を無利息で借りることができたとしても、そのために増えていった借り入れ金額を返すためには、まとまった額を返済しなければいけません。雪だるま式に借り入れ金額が増えていきますので、このケースではあくまで近々にまとまったお金が用意できるという場合に計画的に行う例です。
少なくとも、無利息でお金を借りられるというサービスについては、消費者金融側のメリットが大きいから行われていると考えていいでしょう。借りる側にとっては、ごく限定的なニーズにおいてメリットがあるということを理解した上で、利用することが大切です。最初から短期間での借入返済ができるなら、とりあえずメリットが増えると思っておきましょう。