消費者金融の審査についての解説

消費者金融で言う『審査』について基本的な事から学ぼう!

借り入れに必要な審査とは何か?

消費者金融に融資の申し込みをしますと、金融業者は、届いた申込者からの情報を詳しく調べて「この人に融資しても大丈夫そうか否か」を確認する作業を行います。これが、俗に言う『審査』です。最近はネットでの融資申し込みで最短10秒などの謳い文句が有名になりました。しかし、これは誰にでも当てはまるという訳ではなく、条件の良い人の話。中には「融資お断り」になる人もいるわけです。そうなると、本格的な審査のうえで貸付が決まることになります。

借り入れの法則を学ぶ

銀行や公庫などでも、同様に審査という過程そのものはありますが、消費者金融のそれとは、若干赴きが違います。銀行、公庫は資産の有無にウェイトをおきます。担保として差し出されたものに資産価値があるか?また、連帯保証人には資力はあるか?などが重要なチェックポイントです。万一、返済が滞った場合、資産からの回収の見込みが重要なのです。その代わり融資額の割には金利が低く、月々の返済も安く抑えることができるようになっています。有担保での借り入れはここが強みなのです。

これに対して、無担保融資を行う消費者金融は、月々の定期的な返済を行えるかどうか?のほうが重要です。消費者金融の申込者は、担保になる物を持たないか、あっても既に抵当権がついていて、担保価値の低い物件であるとか、あまり保証価値が高いとはいえないことが多いのです。それだけに重要になるのは、月々の返済を確実に行える定期収入の有無で、無担保で融資する代わりに、金利を高く設定してリスク回避をはかっています。無職でも借り入れ希望ができるというのは、職業云々よりも収入があるか否かゆえなのです。

消費者金融の審査で大事な事を読み取ろう

従って、消費者金融の審査で重要となるのは、

・どこかで働いていて、就労による所得があるかどうか?
・その、勤務先は当分倒産の危険がない企業か?
・ペーパーカンパニーの疑いはないか?
・申込者が本当に勤務しているのか?
・住んでいる場所は虚偽ではないか?

などの、申し込み者自身の返済能力そのものに注意が向けられているのです。

また、携帯電話の料金滞納などがないか、などの、滞納した場合連絡がつかなくなる恐れがないかも確認ポイントになります。

そういう条件から考えると、

・既に他社からも高額の借り入れがある
・過去に返済を何度か滞らせたことがある
・短期間に3社以上の借り入れ申し込みをしている(申し込みブラックと呼ばれます)
・勤続期間が短い(転職を繰り返している疑いがあります)

と言う場合は、審査を通ることが難しくなります。多重債務になっている場合は、月額の返済金額合計が給料額の10%以内までしか貸付ができないことになっていますから、余計に厳しくなります。
(⇒多重債務の注意点

さらに信用保証情報に滞納や債務超過の危険性が記載されている状態が俗に言うブラックリストで、その場合審査を通過するのはきわめて困難になります。借り入れ審査においては信用情報が重要という事もまた忘れてはならないのです。
(⇒ブラックと呼ばれる状態にならないために

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