いつでも借りやすい仕組みがある 消費者金融の利息が高いワケとは?
消費者金融は銀行とは違う
一昔前にはサラ金とも呼ばれていた消費者金融は、銀行と同じようで違います。消費者金融のお金を貸しだす仕組みである『キャッシング』の仕組みはどのようなものでしょうか?金融機関というと、銀行や信販会社などいろいろとありますが何が違うのでしょうか?それを探ってみましょう。
(⇒消費者金融の簡単な概要)
消費者金融が他の金融機関と違う点
消費者金融とは、お金を貸す商売…つまり貸金業を規制する法律に基づいて運営されています。内閣総理大臣(財務局)もしくは、都道府県知事登録を受けてキチンと認められた業者で、消費者である人たちに必要なお金を融資してくれます。社会問題になっている闇金融業者はこのような登録を受けずに不法に融資を行っている業者です。
お金を貸してくれるところは、ほかに銀行や信販会社、クレジットカード会社もありますが、消費者金融との違いは何でしょう?それは、お金を貸す際に『担保』が必要か必要ではないかということです。
銀行や信販会社は、お金を貸すにあたり、貸す相手の財産や保証人といった担保を必要とし、万一返済がされなくなったときに備えます。一方、消費者金融では、このような担保は必要としませんが、貸したお金を返してもらえなければビジネスが成り立ちませんので担保に替わる他の仕組みを持っています。また、銀行でもカードローンなら消費者金融の貸付と比較的似ています。違いがあるとすれば総量規制の対象外である事くらいでしょうか。
(⇒銀行は総量規制の対象外)
消費者金融機関は融資の受付に始まり、審査・契約までの手順、お金を貸す相手の資格要件を非常に厳しく定め、お金を貸す相手に対する審査の技術、ノウハウ、様々な情報を用います。新規の契約では、お金を借りるまでの所要時間は通常30~40分程度です。
これらの審査においては信用情報を重視しており、信用機関などに問い合わせて今までの借り入れに関する遍歴を調べているのです。返済が滞った事があれば、非常に審査において不利になります。
(⇒信用情報が大事な消費者金融の審査)
消費者金融についてもっと見直してみよう
冒頭に触れたように消費者金融は、サラ金という良くないイメージがありましたが、今では有名な大手銀行と提携した消費者金融があり安心できます。特徴的なのはカードローンです。カードローンは、申し込みをした際に決まっている利用限度額内であればATMなどでいつでも借りることができます。今となっては借り入れ方法のスタンダードにまでなっています。
また、消費者金融は担保を必要としない代わりに、銀行など他の金融機関よりも利率が高く設定されています。つまり、利率は高いけれど、いつでもスピーディーに比較的簡単にお金を借りることができるというわけです。
(⇒簡単に借りられる消費者金融の有効活用方法)
しかしながら、簡単でスピーディーにお金を貸すサービスゆえに、借りすぎて返済が滞ってしまうことになりやすい面もあります。このようなリスクに対応する為に金利をある程度高くしておく必要があるのです。
消費者金融も商売であり、利益を上げなければいけませんから、貸したお金はキチンと利息をつけて回収しなければいけません。決して慈善事業ではないので、借りる側もしっかりと返済計画を立てなければいけません。