何故消費者金融はここまで減った?消えてしまった業者の理由を考察!
何故一部の消費者金融は消えてしまったのか?
かつて消費者金融というのは、それこそ大手各社が今以上にたくさん存在していました。むしろ今では真の意味で『消費者金融単体として営業』している会社は少なく、ほとんどが銀行などと資本提携しています。
(⇒銀行と消費者金融が手を組む理由)
違法行為が第一の原因
確かにサラ金時代の消費者金融の行動は褒められたものではありません。よく見る柄の悪い借金取り立ても現実に行なっていましたし、グレーゾーン金利で不正な利益を貪っていたのも事実です。それが禁止されてからここまで縮小したのなら、ある意味では自業自得で片付けられるでしょう。
(⇒不正なグレーゾーン金利の仕組み)
かつてこそ通っていた方法も違法となれば、評判を下げるだけに留まらず、今行えば営業停止の可能性も極めて高くなります。悪い評判が広まった事が一部の消費者金融には致命的となり、違法行為を行ったという摘発が止めとなったのでしょう。
情報流出なども極めて危ない
そして違法行為とは違ったベクトルとして、顧客の情報流出を起こしてしまった業者というのも致命的なミスと言えましょう。例え法律に従って業務を行なっていたとしても、この情報流出というのはそれを覆すくらいに危険なのです。
特に高度情報化社会となっている現代でそれが起これば、引き起こした業者というのはほぼ全く信用出来ないとされます。昔ですら情報流出を起こしてしまった結果として違法な業者から借り入れの案内が来たなどの不正な利用があったので、これはお金を貸す金融業者としてはあってはなりませんね。
消費者金融の今
消えたとは書きましたが、正確には銀行やより大きな消費者金融に吸収合併されて名前が無くなった状態という方が正しいのかもしれません。つまりは今でも残っている業者というのは相当の規模となりますが、上記のミスを犯せば、消えてしまう可能性も無いとはいえません。
消えてしまった理由を考えれば今残っている業者というのは信用できる存在と言えますが、それでも引き起こる可能性が無いわけではありませんので、ある程度は消費者金融の動きに注意しておきましょう。