闇金に頼っても何も変わらない?犯罪者集団だという事を理解する!
消えない闇金融業者の影
闇金とは、その名のごとく暗闇の貸付業者です。つまり非合理で悪質な存在であり、正常な消費者金融との違います。いつの時代も無くならない理由は何故でしょうか?
完全に消え去るべき存在ですが、現実的に考えてそれは難しいと言わざるを得ません。なのでせめてその実態を知り、騙されない為の知識を身に付けておきましょう。
闇金融業者の実態
そもそも消費者金融とは、貸金業を規制する法律に基づいて運営されており、内閣総理大臣(財務局)もしくは都道府県知事登録を受け認められた業者です。一方、社会問題にもなっている闇金はこのような公の登録を受けず、不法に貸金業を行っている業者を言います。この点が最も大きく異なり、ただの犯罪者の集団である事がすぐに分かりますね。
その昔、『サラ金』という言葉がメジャーであまり良いイメージはなかったかもしれない消費者金融は、正式に認可を得て一般企業と同様に法律のもとで貸金業を行っているわけです。ただし、国の認可を受けていても、不法な金利でお金を貸し、闇金に近いことをする消費者金融もあります。
闇金融業者の手口
闇金は認可を受けていない金融業者ですが、更に手口がいろいろとあるようです。その手口を一言で一部紹介すると、紹介屋、整理屋、買取屋、090金融、名義貸し、システム金融、カラ貸し、押し貸し、登録詐欺、チケット金融、家具リース金融などがあります。バリエーションの豊富さがより多くの人を騙す為に用意されているのが分かりますね。
闇金の活動実態は、多くは数人から数十人の小さな集団で行っているようです。金利が非常に高いため、活動人数が少なくても多大な利益を得ています。闇金からお金を借りてしまう人がいるから闇金が商売として成立しているわけです。つまり、一般的な消費者金融から借りる術が無くなった人たちが、たとえ高利だとしても最後の手段として闇金に手を伸ばすわけです。そうすれば終わりであるとも知らずに。
どこの消費者金融の審査も通らなかったような切羽詰った人を相手にお金を貸すわけですから、当然返済の可能性が低いわけで、だから高い金利をかけるというのは理屈が通っているかもしれません。
闇金の金利は、出資法と利息制限法で定められている上限金利20%の10倍~125倍にもなる高い金利を設定する業者で、この金利は明らかに刑事罰が課せられます。運用母体は、暴力団やその関係者であるケースがほとんどです。
弱みに付け込まれるその前に
人の弱みに付け込んで返済が難しいだろうとわかりながらも契約を促し、無理やりに返済を要求します。返済が滞れば、容赦なく勤務先や親戚、子供の学校などへ押しかけ脅迫や嫌がらせをします。
当然こうした迷惑行為は犯罪なので、闇金融と関わってしまったと気付いたら、早期の通報などが大事です。毅然とした態度で立ち向かい、一刻も早く闇金融業者とは縁を切りましょう。