消費者金融で完済後にするべき事

返済が終わった消費者金融は解約が必要?完済後にしておくべき事とは

完済したらカードはどうするべき?

額にもよりますが、消費者金融から借りたお金を完済するという事は大変な部分もあったでしょう。ところで、消費者金融から渡されたカードはどうしますか?「もう使わないし、ほうっておくか、そうでなきゃハサミでばらばらに切ってゴミ箱へ…」そう考えておられるのでしたら、危ないです。借金は終わっていても、あなたにはまだしなくてはならない手続きが残っているからです。

解約するには手続きが必要

消費者金融との契約は、返済をし終わった時点で自動的に消失はしません。多くの消費者金融は会員制として、1度借り入れを完済したからといって会員契約を終えたということにはならないようなシステムになっています。

ですから、もしあなたが「消費者金融からはもう借りない」「消費者金融との関係を終わりにしたい」との考えているなら、元金と利息を完済した上で解約の手続きをする必要があります。

解約手続きは各金融業者によって少しずつ違いますが、そう難しいものではありません。電話か窓口で申し入れをすれば、大体が所定の解約手続き書のような用紙を送ってくれます。必要事項を記入して、郵送または窓口持込で提出すればよいだけです。特に問題がなければ受理されて、契約書の返納を受けるか、あるいは「解約証明」のような解約したことを確認できる書類を送ってくれます。中にはインターネットから全ての解約手続きが行えたり、電話だけでも終える事が出来る場所もあります。

カードについては返納するか、あるいは個人でハサミなどで切って処理するようにむこうから指示してきますから、それに従って処理します。基本的には処理の方が多いです。

「そんな面倒くさいことしなくても、カードを捨てて放置しておけばいいんじゃないの?」と思われるでしょうが、それはあまりお勧めできません。なぜなら解約の手続きをしていない場合、消費者金融との関係は終わりません。従って折々に「借り入れをしませんか?」というような勧誘がありますし、個人信用情報の削除もされないままになります。
(⇒借り入れに役立つ信用情報とは?

そうすると、住宅ローンや教育ローンなどの借り入れで銀行窓口に出向いたときなどに、過去の借り入れ情報が原因で不利になる場合もありえるからです。

カードは安易に捨てないこと

また、カードについては業者により『貸与物』としている場合だと、返納しないと少額の損害金などを請求する可能性もありますし、偽造や変成されて悪用された場合、あなた自身に思わぬ被害が発生する恐れもあります。会員登録が残っていると再発行の手続きは取れますので、なりすましなどの犯罪が起こらないとは断言できません。

これらのことから、返済を終えたら速やかに解約手続きを行うか、繰り返し利用を考えておられるならば、カードの保管は厳重に行われることをお勧めします。使わない限りは返済は発生しませんので、基本は手元に置いておいても邪魔にはなりにくいでしょう。

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