複数の借入枠にメリットはある?リスクが多い中で使う方法を考える!
複数の借入枠をお持ちの方へ
消費者金融の借入枠というのは、一つ作っておいてもまた別の業者から借りる事ができないわけではありません。実際に一度に複数の金融業者に申し込むシステムもありますので、場合によっては選択肢の一つとも言えるでしょう。
複数の借入枠所持はリスクが大きい
ただ、選択肢の一つであっても効果的かどうかは話が違ってきます。複数の借入枠を所持するならまず総量規制が気になるところです。
総量規制があるので一つ一つの借入枠が小さくなるのは当然で、限度額の大きさに関わる金利というのも高くなってきます。そうなると所持している全ての借入枠が『高金利で限度額が少ない枠』になってしまい、それらの限度額全てを合わせた一つの枠を持つよりも、圧倒的に損をする結果になるでしょう。
借入枠を作る基本的な方針としては『最高の条件の枠を一つだけ作っておく』事です。合計で同じ限度額であっても、実際に金利の値を見れば明確な結果が分かります。
複数の借入枠所持の有効活用策を考える
ただ、最初にも言ったとおりに全く使い道が無いわけではありません。例えば多めの限度額のものと最低限の限度額のカードローンを二つ所持したと思って下さい。
その時に、持ち歩き用として最低限の枠の方を所持しておけば『出先でちょっと必要なときにはちょうど良く、持ち歩く都合上どうしても付きまとう紛失時のリスクを減らせる』事になります。多額の限度額を誇る一枚を持ち歩いて紛失してしまうと、大きな問題に発展しかねません。
そして肝心の大きな枠は自宅などに保管しておけば、何か大きな借り入れが必要になってから取り出せばOK…このように、使い分けによる利便性が期待できないわけではありません。
それに消費者金融の審査基準が業者毎に違う事も考えれば、複数同時に申し込むのは金額次第では審査落ちの保険としてとりあえず作るのには向いています。
使い道はあるがリスクには見合っていない
一応複数の借入枠所持によるメリットについても考察させていただきましたが、私個人の意見としては、やはりデメリットに比べて複数の枠を所持するのは賢いとは言い難いです。
一つの借入枠に注力する事で限度額も太く、金利も下がるので借入枠としては理想の形になりやすいです。そこが一番大事だと考えれば、意図的に複数の借入枠を所持するのは控えたいですね。