名義貸しは絶対に行わないこと

名義貸しは犯罪行為!消費者金融に関わる恐るべき詐欺の手口とは?

若者を騙す悪質な方法

消費者金融に関しては、いろいろな詐欺が存在します。その中でも、名義貸しという詐欺は、まだ社会経験の少ない若い人たちをターゲットにし非常に多く発生している悪質な詐欺です。
(⇒消費者金融に関わる悪質な詐欺

名義貸しは簡単に言うと、『他人がお金を借りるのだが、そのために自分の名前を貸してあげる』というものです。つまり、借りたい人に代わって消費者金融と契約することを言います。

ターゲットにされた人から広がる詐欺

若い人たちがターゲットになるというのは、どの様なケースで騙されるのでしょうか。それは、アルバイトとして名義を貸して融資が出来たらアルバイト料をもらえる、というものです。「簡単なアルバイト」ということで触れ込みがあり、その性質から若い人の間では口コミで広がるわけです。

具体的には『消費者金融と契約しカードを作る』ところまでを、あたかも作業として位置づけアルバイトと言い、その作業の結果作られたカードを依頼者に渡してしまいます。そして「返済は当然、依頼者がする」と言うわけです。この時点でおかしいと気付いてもいいでしょう。

このときの依頼者というのは、そもそも他の消費者金融から複数の借入れがある多重債務者が多いようです。あちこちから借りているため既に自分の名義では借入れが出来なくなっていることから、他人にカードを作らせ借入れをするのが目的になります。多重債務に陥るとこうした犯罪行為に走るリスクが大幅に上がるのです。
(⇒多重債務を行うべきでない理由

名義貸しは立派な詐欺

また、普通に街中を歩いている人に「消費者金融の与信調査をしているので協力してくれたらアルバイト料10万円差し上げます」と突然声をかけるケース、「楽して稼げるおいしいアルバイト」「簡単高収入アルバイト」という触れ込みで社会常識をまだ知らない学生達の間で広まるケースなど、その手法はいろいろとあるようです。新しい手法の登場も十分考えられます。

このような名義貸し詐欺で、名義を貸してアルバイト料を受け取ってしまったとします。その場は臨時収入的にアルバイト料を受け取るのでラッキーに感じるかもしれませんが、その後が大変なことになります。

名義を貸す事は安いことじゃない

良く考えてみてください。『名義を貸す』とは、単に自分が消費者金融と契約をしたことに他なりません。契約をしたのは自分であって実際にお金を借りるカードを持っているのは、詐欺の依頼者ということです。

つまり、他人が知らないところでカードを使い借りたお金を、契約者本人である自分が返済しなければいけない、という構図ができあがるのです。知らなかったでは通用しないのがこの詐欺の恐ろしいところなのです。

あくまで契約者は自分の名義をもってサインをした自分であり、このようなことはある程度社会に出て常識非常識を学んだ社会人になると、容易に気付くことができます。冷静に考えると、最初から怪しいおかしな話にほかなりません。楽して稼げるほど世の中は甘く出来ておらず、お金を得るには相応の対価が必要であることを、早期のうちに学んでおきたいところです。

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