三菱東京UFJの歴史を紐解く

三菱東京UFJの消費者金融の繋がりとUFJホールディングスの合併裏事情

三菱グループの金融部分に触れる

三菱UFJフィナンシャル・グループは日本の金融持株会社であり、グループには消費者金融である「アコム」と「モビット」が居ます。略称はMUFG。設立は2001年(平成13年)4月2日となり、本社は東京都千代田区丸の内にあります。
(⇒信頼第一の消費者金融アコム
(⇒最先端の消費者金融モビット

三菱の発足は勿論この会社最初ではなく、株式会社東京三菱銀行、三菱信託銀行株式会社及び日本信託銀行株式会社(現在は吸収合併で消滅)が株式移転し、株式会社三菱東京フィナンシャル・グループとして設立された後にUFJホールディングスを吸収し、現在の称号へと至りました。日本を代表する大企業には、ここまで至るのに様々な過程があったのです。

コーポレートカラー(企業や団体等の組織を象徴する色。つまりはシンボルカラー)はMUFGレッド。グループスローガンは「Quality for You(あなたのための品質)」。国際業務で優位性をもっており、アメリカの地銀であるユニオン・バンクを子会社としているのも特徴です。

何故UFJは経営統合を行ったのか?

MTFGとUFJホールディングス(UFJHD)が合併、経営統合に至った背景はUFJ側、特にUFJ銀行の不良債権が膨らんで、健全な(恐らく、リスクの高い『裏事業』をする必要が迫られるくらいには切迫していたと思われます)経営姿勢が困難になったことが挙げられます。

そこで、UFJHDは傘下のUFJ信託銀行株式会社を、一旦2004年6月に住友信託銀行株式会社に売却しようと言う方針を発表します。しかし、2004年7月にはUFJHDは方針を一転し、MTFGとの経営統合方針を明らかにしたのでした。

これにより突然の方針変更に納得がいかなかったのか、住信は東京地方裁判所にMTFGとUFJHDの統合を禁止する仮処分の申請を行います。そして2004年7月27日、東京地方裁判所は一度は住信の申請を認めたものの(UFJHDが申し立てた異議も8月4日却下されます)、8月11日、東京高等裁判所はUFJHDの抗告を認め、住信の申請を退けたのです。

しかし、ここで話しは終わらず住信は更にUFJHDへの損害賠償請求に切り替えて控訴します。ですが2006年11月21日、東京高等裁判所の提案により、住信に対して25億円の和解金を支払う事で、ついに和解が成立したのでした。そして2005年2月18日には、正式に2005年10月1日付での合併が決定します。

複雑な事情があって今がある

このように、合併に伴う大規模な裏事情があったMTFGでしたが、その他にも合併は多数行われています。また、消費者金融の統合などが、現在の課題となっているようです。

これから先も私達が知る消費者金融が合併や九州される可能性は十分ありますので、消費者金融から借り入れを受けているなら、時には経済の動向もチェックしておきましょう。
(⇒名だたる消費者金融一覧

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