消費者金融絡みの詐欺にご用心

消費者金融には詐欺の危険性もあり?報告された事例から対処法を学ぶ

お金が絡む場所には詐欺も多い

詐欺といえば、振り込め詐欺、結婚詐欺などなど色んな詐欺を聞いたことがあると思います。その中で、実は消費者金融の詐欺も存在するのは知っていましたか?消費者金融はお金に困った人たちが利用するものですが、そのような人たちの「困っている状態」に付け込んだ非常に悪質な詐欺です。闇金融とは違ったベクトルの違法業者と言えましょう。
(⇒闇金融に頼ってはならない理由

消費者金融詐欺の種類

一時期、消費者金融の詐欺が全国で多く発生しました。ある消費者機関の報告によると、あまり社会のことがよくわからない20代の若者をターゲットに「消費者金融の融資実態を調査する」といったアルバイトとして話をもちかけます。そして、消費者金融のカードを作らせてお金を借りさせ報酬を払うというものです。

もちろん報酬など払われることがない虚偽の誘いであり、最終的には20万から150万という被害金額を騙し取る手法です。消費者金融からお金を借りるということがどういうことなのか十分に理解をしていない純粋な若者を騙すものであり、実に気分が悪くなる事例でした。アルバイトであるということで、次から次へとねずみ講のように紹介を促し、どんどん広げるのがまた質が悪い点です。

また、複数の消費者金融からお金を借りている人に近寄り、これをひとつの消費者金融にまとめれば返済が楽になると誘い、入会金や補償金を騙し取る手口の「おまとめローン詐欺」というのもあります。
(⇒おまとめローンの本来の役目

消費者金融からお金を借りる際に場合によって壁となるのは審査です。紹介屋という詐欺は、融資の話を持ち掛け自社では審査に通らなかったとして、他の消費者金融を紹介するように偽り高額な手数料を請求します。一度融資を期待したため個人情報は聞き出されているため断りにくく、また、断るとブラックリストに載るなどと言われ融資を受けたくて困っている人の弱みに付け込みます。

金融機関以外でも詐欺が紛れている?

味方であるはずの弁護士も詐欺を行う例があります。本当にごく一部の悪質な弁護士ですが、弁護士と悪質な消費者金融がグルになって多重債務者を救済するフリをします。そして高い利息と弁護士手数料を請求するのです。

相手が弁護士ということで安心してしまいますが、やはりどこか普通とは違うところがあるはずです。おかしいと思ったときは他の弁護士や公共機関に相談しましょう。公共機関ならば無料で消費者金融の悩みについて相談できる場所もありますので、まずはこちらから先に相談する方が安全面でもいいかもしれませんね。

お金が絡む事は全て慎重に

とにかく、お金が絡んでいるためやお金に困っていることから、弱みに付け込まれやすく騙されやすい状態にあるところに付けこんで来るのが詐欺といえます。お金は一つ間違えると、問題を大きくかつ複雑にしてしまいます。

お金に関するおいしい話はほとんどありません。どんな状態でもアンテナを張り、自らの足元を見失わないように注意しましょう。

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