過払い請求に必要な事とは?

過払い請求は根気が必要?大事とされる三つの心得から学ぶ

お金を取り戻すのはとても大変

お金というのは好き嫌いに関わらず、生きていく上で大きなウェイトを占めています。お金を大事にし過ぎるとあまり良い印象は与えられませんが、だからといって無頓着だと困るのは自分です。お金に縛られず、尚且つお金を大事にするバランス感覚が、人格構成でも重要ですね。

従って、不正にお金を取られてしまった場合、誰しもが取り返したいと思うでしょう。不正に金銭を奪うというのは、法治国家においてはどんな理由があれ、許される事ではありません。お金を取り戻したいと思うのは、お金に執着するというよりも、お金に対して決着を付けると捉えておいていいでしょう。

国の認可を受けていない闇金業者は違法な金利で不正にお金を奪うので早期に摘発、取り戻す事も可能かもしれません。しかし消費者金融などの国に認められていて、尚且つ国が定めたルールに則って営業している業者とこうした一悶着があった場合、お金を取り戻すというのは簡単なことではありません。

「そもそも国に認められている業者なら、不正な利益なんか上げていないのでは?」と思うかもしれません。確かに『今現在の消費者金融』なら、そうした不正はほぼ存在していないでしょう。

しかし、消費者金融の前身でもあるサラ金の時に利用していた場合、グレーゾーン金利のせいで余分なお金を払い過ぎている可能性があります。それなら取り戻そうと行動を起こし、俗にいう過払い請求をする権利があります。
(⇒過払い請求の長い道のり

当然の事とは書きましたが、それは決して楽なことでもありません。過払い請求を終えるまでに必要な事を挙げていきます。

金額を計算しておこう

過払いがあったか否か、請求できるかどうかは、まずは過払いと思わしき金利分を計算しなくてはなりません。これは当然ながら自分がどれくらい払ったかを把握していないとなりませんので、いい加減な気持ちで利用していたのなら、この時点で挫けてしまう可能性があります。

弁護士などに相談する事でこの部分はより楽にできますが、弁護士などを使うという事は、過払い請求までにコストがかかるということです。どれくらい戻ってくるのかをかかる費用と照らし合わせないと、損をする事もあり得ます。

時効の確認を

過払い請求というのは、時効がしっかりと存在しています。消費者金融側が過払い分を自分から積極的に告知しないのは、悪く見るならこうした『時間切れ』を狙っているともとれるでしょう。

これに関しては最後の借り入れ完済から10年となります。いつ借りたかだけでなく、いつ払い終えたかなども記録はしっかりとしておきましょう。

いつまでも取り戻すという意思を忘れない

精神的なものになってしまいますが、「きっちりと過払い分を取り戻す!」という気持ちを忘れてはなりません。

過払い請求というのは、ここまで見てもらえれば分かるように、はっきり言って「どうして不正に取られた分を取り返すのにこんなに苦労するんだろう?」と思うくらい理不尽です。なので請求にこぎつけるまでに心が折れる方は少なくなく「手間を考えれば過払い分は要らない」と割り切る方も居ます。一度請求すると決めたのなら、最後まで強い意志が無いと請求は終えられません。

過払い請求に大事なのは根気

ここまで読んでいただけるとお分かりでしょうが、過払い請求というのは何よりも『根気』が必要です。過払い金利を計算するにしても、どの機関に相談して話を進めるか考えるのも、全て根気がないと続きません。

理不尽に感じたとしても、これが過払い請求に必要な事です。こうした手間が取り戻す金額と釣り合わないと感じれば、割り切るというのも決して間違っているとは言い切れませんね。

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