消費者金融の金利から違法性を見抜く

消費者金融の金利上限から分かる、違法な業者の見抜き方を伝授!

消費者金融の金利の気になる上限

消費者金融と言えば金利の値を誰しもがチェックしていると思います。銀行に比べて平均的には高いとはいえ、実際に消費者金融の方を利用するとなれば、金利について投げっぱなしになるわけではありませんよね。

金利を見るときの注意と言えば、やはり上限金利ですね。上限金利というのは最も高い状態の金利であり、最も低い状態の金利に比べてプッシュされにくいですが、上限金利の値は法律で決まっている以上は要求できないとされています。

なので、上限金利の値は違法業者かどうかを見分ける一つの基準ともなります。闇金融業者となれば低い金利に見せかけて後で覆す事もありますが、知っておいて損がないのは確かです。

金利は18%がターニングポイント

消費者金融だと思って利用したら18%を越える金利を要求された…ということを時折耳にするように、法定金利としては18%が限度であり、最も多い借り入れ形態であるカードローンを利用するなら、実質的に18%以上でアウトだと思いましょう。

ただ、一つ注意したいのは『20%であれば実は法定金利ではある』という事です。20%の金利を掲げている消費者金融なんて見たことがない、と言う方も多いでしょうが、それは消費者金融のシステムゆえと思えばいいでしょう。

消費者金融のほぼ大半が限度額の最も低い状態を10万としています。総量規制の事も考えれば10万の枠というのはほぼ誰でも作れる値であり、尚且つ実用性がある金額の区切りでもあります。ここが消費者金融界隈で20%の金利が見かけない理由です。
(⇒総量規制で困らない為に

20%の金利が設定できる条件というのは、10万以下の限度額であった時のみです。そしてカードローンにおいては10万以下の限度額などほぼ存在しておりませんので、カードローンで20%の金利が設定されるのはおかしいという事なのです。

これらの事情から、消費者金融において20%というのは違法であり消費者金融詐欺である可能性が極めて高くなります。「20%の金利は合法ですよ」と言われたとしても、必ず限度額の値と見比べてから利用の可否を決めましょう。

知識が全くない状態での金融商品利用は危険

金融商品というのは便利な反面、お金に密接な為に詐欺も多いのが現実です。知識が全くない方というのは悪く言えば違法業者の格好の的なので、目を付けられる前に基礎を知っておく必要があります。

今回の金利のルールなどはその最たる部分です。金利の値は必ず適正の数値を把握しておいて下さい。

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